プリティーリズム ディアマイフューチャーを完走した直後の殴り書き

プリティーリズム ディアマイフューチャー、難しいアニメだな~と思いながら見てました。各話単体で見るとADより好きかもしれんな..くらいの好感触なんですけど51話使って積み重ねるのが見事だったADに比べてDMFはそこが微妙だった感という感じ。主人公の上葉みあは感情や情熱のままに動く気持ちの良いキャラクターで良かった。自分の心に一番素直なキャラだったと思う。プリティーリズム、自分の心に素直に向き合えたヤツが一番強いみたいな作品なので序盤から目立ったみあのパワフルさにも納得。主人公が少女漫画的なあいらから少年漫画的なみあに変わったからか作品の色も結構変わった印象。ADの少女漫画的恋愛や家族愛はある程度削ってギャグの色が濃くなったのはおじさん的に見やすくなって良かった。込み入った人間関係が動き始める中盤のワクワク感たまらんね。終盤は結構詰め込んでたしテーマも難しかったけど未来の不確かさみたいなものを描いた上で未来を肯定する力強さに感服といったところ。「私達はプリズムスターだ!みんなの進む道は明るいって、未来は美しく輝いてるって、あたし達がいわなきゃ誰が言うんだーーーッ!」に全て詰まってるよな。プリズムスターに夢(未来)を見せられたことが原点にあるみあがこのセリフを担うのマジでさ...。グレートフルシンフォニアは「いっちばーん」は誰かひとりのものでなく、みんながそれぞれに持つもの、「ナンバーワンよりオンリーワン」みたいな現代的な価値観に落ち着いたのかなり良かったですね。

 

散々言われてると思うけどキャラおおすぎんよ~。ADの3人に比べて描写が足りない。みあとヘイン以外51話通しての成長がADより感じられない。故にキャラに愛着も湧きづらいしカタルシスもない。さらにあいらの恋愛ドラマが完全に現主人公達を食ってる。AD組 VS DMF組も個人的にウ~ンといったところ(物語的にはDMFキャラが勝つのが正しいと分かってるけどかってほしいのはADなので)。あいらが闇落ちしたりそれをりずむとみおんが助けられなかったりARDやARFがぽっと出のアクトに負けたりしたの嫌だったな...。

 

今思いつく限りの良いところ悪いところはこんな感じ。まだいまいち分かってないのでまた見たい。